屋上防水改修工事(ウレタン塗膜防水工事通気緩衝工法)

屋上防水改修工事

施工前(塩ビシート防水)

今回工事(ウレタン塗膜防水 通気緩衝工法)

ウレタン塗膜防水工事の事例を綴っていこうと思います。
今回の物件は施工前(既存の状況)は塩ビシートによる防水が施してありました。
経年劣化等によって痛みが激しく、破断・膨れ・雨漏りの症状が出ていたので
防水改修工事を施す事になりました。


施工前(人工芝が置かれており、その下の塩ビシート防水に破断が見られます)


破断状況


塩ビシートを撤去(剥がす)していきます。


シーリング処理(防水の下地のひび割れや、異種の部材の接合部にはシーリング材で処置します)
改修ドレン設置(新しい防水に接合するドレン(排水口)を設置します。


通気緩衝マット張り付け(防水層の下の水分を抜けやすくするための層をもった絶縁マットを張り付けていきます)
水分や空気を抜く為の筒(脱気筒)を50㎡程度につきに1つ設置します。


ウレタン材塗布1回目(ウレタン防水材を塗っていきます、ムラなく均一に塗ってあげることによりスムーズな床になります)
補強布張り付け(立上り部やウレタン材の膜厚が付きにくい所には破断しにくくするために補強布をウレタン材で張り付けていきます)


ウレタン材塗布2回目(1回目同様にムラなく、均一に塗っていきます。)


トップコート塗布(ウレタン防水材が紫外線等で劣化が早まらないように保護材を塗ります。)
トップコートの色は色々選択出来ます。今回は遮熱仕様のトップコートですので、ライトグリーンになります。


施工完了(仕上がりになります。)
改修したドレン(排水口)には新しい目皿(ストレーナー)を設置します。


以上がウレタン塗膜防水工事(通気緩衝工法)の施工状況になります。
この他にも多彩な工法が御座いますので、お客様の屋上の状態、コストにあわせたベストの工法を
ご提案出来ればと思います。


2021年02月15日